Category : 「わたしはこれでだまされた」被害者の声

アリバイ会社の真実

本当は在席していないのに、さも働いているように見せかけることができるのが「アリバイ会社」という存在です。お水系で働く人たちが多く利用することで有名ですが、事情がある人が使ってしまう場合も。

憧れのあの人がわたしに?

本当は在席していないのに、さも働いているように見せかけることができるのが「アリバイ会社」という存在です。お水系で働く人たちが多く利用することで有名ですが、事情がある人が使ってしまう場合も。

無職でも部屋を借りる方法

Oさん(34歳 無職)は、持病が悪化したため仕事を続けることが困難になってしまい、数年前に会社を辞めました。子供はいないので奥さんとの二人暮らしですが、やはり生活はどんどん切迫していったようです。

「そこで、今よりもっと家賃の安い賃貸を借りようと思ったんですね。それまでの家は、働いていない自分は分不相応なくらい立派でしたから。ランニングコストを少しでも抑えようと思ったんです。ですが、自分は無職なので、妻のパート代だけで審査が通る物件があるかどうか不安でした…」

実際、不動産会社は収入が安定していない世帯に対しては冷たいものです。中には門前払いを食らう人までいるのが実態のようです。そこでOさんはアリバイ会社を利用することを思いつきました。

実在していない会社なので…

「登録はとても簡単でした。電話でリスニングをされて、例えばどんな職種が良いとか、年収はいくらに設定したいかなどです。登録料と書類作成で合計3万円かかりましたが、これで何も心配せずに引っ越しが出来るんだと思うと、むしろ安いな、くらいに考えていました。」

物件を選びを終え、いよいよ審査がはじまりました。物件の審査はそれぞれ会社によって内容が異なりますが、たいていの場合は電話での在席確認程度だと言われています。この他に書類として源泉徴収票が必要です。これらはすべてアリバイ会社がサポートしてくれる、と言われたそうです。しかし、後々来た不動産会社からの電話でOさんの体は固まります。

「どうやら会社の登記がされていなかったそうです。不動産会社からは『確認してくれ』と言われましたが、怖くなった私は賃貸契約をキャンセルしました。自分は悪いことをしているから、という後ろめたい気持ちが、そうさせました。キャンセル料も仕方ないので支払いました。アリバイ会社には問い合わせましたが、こちらの責任だと言われて、それっきりです。」

アリバイ会社に支払った金額は少額でしたが、賃貸契約のキャンセル料や、その次の物件探しのあてた労力など、全てを合わせると、Oさんが支払った対価は大きかったと言えます。無職の方は偽ることをやめて、親身になってくれる不動産会社を探した方が良いでしょう。

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