Category : 「わたしはこれでだまされた」被害者の声

まさか私が裁判員に?

2009年から始まった裁判員制度は、当事者にならなければどんな手順を踏むのか中々わからないものです。こうした仕組みにつけ込んだ詐欺が発生しました。Kさん(52歳 会社員)のところにある日突然、裁判員に選ばれたという封書が届きました。ついに自分の所にも白羽の矢が立ったか、と思いましたが、後に起こるとんでもない事態までは想定できなかったそうです。

噂の裁判員に選ばれた?

「制度自体はテレビで見ていましたから、なんとなく知ってはいました。ですが自分が選ばれるとは思ってもいませんでしたから、正直困惑しましたね。もちろん世の中の役に立ちたいという思いはありますし、国民の義務は全うすべきだろうという責任感も持っています。しかし裁判が行われる当日は、実は引っ越しの関係で遠くに行ってしまう予定でした。行きたくても飛行機で1時間以上かかる場所です。仕方がないので辞退を申し出ようと思いました。」

裁判員制度では、やむを得ない場合に限り辞退が認められています。Kさんもそれをなんとなく知っていたので、まずは相談をと、書類にかかれていた番号に電話をかけました。しかしそれが、トラブルのはじまりでした。

直感でトラブルは回避出来ましたが…

「『キャンセルを無断ですると50万円かかりますが、今回はお電話頂いたので10万円で済みますよ、よかったですね』と言われました。何を言っているんだと思いましたが、届いた書面によく目を通すと、たしかにそんなことが記載されていました。正直、直感的に『怪しい』と感じました。

そこで一端『考え直します』と言って受話器を置きました。それから届いたものを全て持って警察署に出かけました。思った通り、詐欺でした。お金こそ取られなかったものの、あれこれ悩んだり警察署にまで行ったり、結構な労力を使ってしまいました。いい迷惑です。」

今回はKさんの判断力により犯罪を防ぐことが出来ましたが、わからない人はもしかしたらお金を支払っていたかも知れません。この手口はいわゆる「振り込め詐欺」であると言えるでしょう。公的な書類には必ず「最高裁判所」の名前が入っています。疑わしい場合は必ず確認を怠らないよう、注意してください。

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